上手くいくこともそうでないこともあるのが恋愛であり人生だよねっていうリチャード・カーティスらしい温かな視点で楽しめる恋愛群像劇。
差し迫ったクリスマスを前に様々な人々の恋愛模様とそれが繋がっていくのを描いている。
正直、登場人物が出すぎて分かりにくくゴチャゴチャして物語は渋滞しており、
カーティスの技術の高さは見せてくれる反面、自信過剰さを感じ鼻についた所もあった。
全ての登場人物が部分的には繋がってるのだけど完全に全員がバチッと輪になる構造ではない、そこで求められているのはミステリー的な驚きではなく群像劇としての動きなんだろう。
クリスマスという特定の時期にスポットを当て、観た人は恋愛っていいなと感じるだろうし、ヒースロー空港でナレーションと共に始まり最後はクリスマスではなく、その1週間後に同じ空港で終わらせるやり方は上手い。
キーラ・ナイトレイは素晴らしく美人でノラ・ジョーンズの曲もいい。ヒットしたのは納得。