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ゆきゆきて、神軍のreifのレビュー・感想・評価

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)
5.0
東京ツアー最終日?の「生」安冨歩先生を見るために、映画人生第一期で履修した本作を映画館で観る機会が訪れる、令和の世は情深い。奥崎謙三という人物の特異さに囚われないのは大人になりました。戦地で上官をぶん殴っていたそうですからもともと規格外の方が、ただひたぶるに「慰霊」のために使命に目覚めた。構造としては、探偵なんです、奥崎氏。四十年前の事実の証言を「本人の口から」言わせなければならない。根底にあるのは「生き残ってしまった」謎を知りたい衝動だと思う。ただの運では絶対にない、と思いたいのだと。終了後のトークショーでは原一男監督の度量に魅了される。修羅場ばかり選んで生きてきてこの柔和さか…。本買ってサインもいただきました。「もっと過激に、もっと自由を」の入魂でした。安冨先生のサインはさらさらと軽やか
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