だい

伝説巨神イデオン 接触篇のだいのレビュー・感想・評価

伝説巨神イデオン 接触篇(1982年製作の映画)
2.9
名前だけはよく知っているけど、
見たことはないし内容もよく知らないロボットアニメの個人的代表格。
そう。
それがイデオン!!


ついに手を出してしまったんですぅ。


劇場版2作品のうち、
接触篇はTVシリーズの総集編。
発動篇はTVシリーズでやり尽くせなかった新の結末。

とのことで、
とりあえず接触篇でTVシリーズ全体の流れがわかれば何とかなるか。
とも思ったけど、

いやいやいやいやいや。
せっかく楽しむなら楽しみ尽くすのが正解だろぉぉぉぉ!!

TVシリーズ!!
全部見ました!!!!

何としても俺は初めてのイデオンを楽しみ尽くすんだ…



というわけで、
TVシリーズを見終わった後に、
その総集編である接触篇。


全39話(正確にはそのうち38話まで)を90分にまとめているので、
そりゃぁ端折る端折る。


誰が何だか!!!


「イデ」とは何か。
という説明のための総集編。

途中の人間ドラマなどイデの前では些末な事よ!
という強い意志を感じる。
その代わり面白さはない。


あまりに端折り過ぎてるせいで、
モエラの死とか感慨ゼロやん。
あれ、ラポーの哀しみと、ファードの決意とが相俟っていい話なんだけどなー。

アバデデ、カミューラ、ルクク・キルといった、
他の主要キャラに影響を与えた重要な役どころが完全カット。
うーん、なんだかなぁ。

いちばんカットしちゃいけなかったのって、
リンの死だと思うんだけど。
フォルモッサ博士、コルボック、リン、ギジェと大切な人が次々と死んでいくシェリルの悲哀って、
イデオンの人間ドラマの最重要要素の一つなのにね。

そこをやらんのかい!!
イデ解説に全振りです。



そんなわけで、
これはTVシリーズを見てない人が本当に見てはいけない劇場版。

イデオンがこんなもんかと思われると困る。

逆にTVシリーズを見た人のほうが圧倒的に楽しめるまである。
新カット多めだし、
TVでは理解しにくかった、
各キャラのイデ解釈とかの台詞多めでわかり良い。

TV版で、
「結局どういうことよ?」
ってなった人多かったからこういう作りにしたんだろうな。



ガンダムのニュータイプとか、
ボトムズのワイズマンとか、
そしてイデとか、
観念的なものが観念的すぎるんですよ!
だい

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