WOWOWの解説には監督の集大成的傑作と書かれているのだが、どこが傑作なのか全くもってわからない。
そもそも画面が暗い場面が多く、見てても何が起こっているのかわかりにくいし、内容も別に面白くなく、途中からはちゃんと見る気力すら失い、適当に流し見してた。
原発の流れ労働者、沖縄、フィリピン、ヌードダンサーなど、色々盛り込んでるのだが、それを全く整理出来ておらず、なんか言いたいこと全部入れてみました、みたいな感じで、見てる方としてはどうでも良くなる。
前見た映画ではもっと人情派のような印象を持ったのだが、この映画では結構左翼的な問題提起を人間関係絡めてやっている。
原発問題で闇に人が殺されるとか、完全に悪者扱い。
でもその一方で電気使ってる側面なども描かないと、一方的な子供のワガママの様に感じてしまう。
倍賞美津子が、車の炎に照らされるところだけは美しかった。
とりあえず映画として、面白いと感じる所が殆ど無く、何故評価が高いのか理解できず。
タイトルは、もっと人間の生きる力をコメディタッチで描かれてるのかと思いきや、割と説教くさい子供じみた内容だったのでかなり残念。
森崎東監督への評価は個人的にかなり下がったかな。