英国で育ったボスのファンのパキスタン人の青春物語。
ブルーススプリングスティーンファンには絶対見て欲しい。
映画を見てるかなりの間、ボスの曲がかかり続けるのだ。これだけでもう幸せになれる。しかも訳詩も字幕に出るのでより深く感じられる。映画の内容と伴って泣けてくる。
しかも選曲がいかにもなボーンインザUSA辺りではなく、70年代のブルース多めなのだ。
わかってるなあという選曲。
許可を出したボスも偉いと言いたくなる。
ボウイオマージュのやつとかは許可出なくてほんと残念だった。
映画自体の出来も、父親との衝突、人種差別などを盛り込み青春映画として素晴らしい。ちょっとすんなり成功し過ぎだが。
リトルダンサーやロケットボーイズが好きな人は是非。
一つ不満なのは、親父との和解。
もう少し丁寧に和解して欲しかったな。
あれではちょっと…
お隣の応援してくれる白人のお爺さんは良い味出してる。
原作本人はボスのライブに何十回も行っていて羨ましい笑
原題は映画の重要なテーマなのだが、改変してるのはちょっとどうなのかなあ。
そこまでやるなら、ベッカムに憧れてみたいに、スプリングスティーンに憧れてくらいまでやっても良かったかと。
てか、今気付いたのだけど、監督がベッカムに憧れての人だった!笑
やはり英国マイノリティを描いてる良い監督さんでした。
グリンダチャーダ監督の、他の作品、特に英国総督も見てみたくなった。