矢吹

生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言の矢吹のレビュー・感想・評価

4.0
しーくれっとらいふおぶ野呂先生
溢れる情熱、漲る若さ、共同一致団結ファイト!

相変わらずイケまくりオープニングから始まって、ハイテンポなストーリーと登場人物のセリフ、あれは福井の言葉なんですかね、あとかっこいい映像。

旅を続けるバーバラと学校を追われた野呂先生
家出をする少女と原発ジプシーたち。
国に帰れないフィリピーナと身を隠す花嫁と花婿。福井にある沖縄国波の上疎開。
メインのキャラクターはみんな所在のない人々であり、道の途中で出会う人と、再開する人、忘れられない人と忘れたい人。
運動エネルギーに溢れた物語の中で、世の中の暗い部分が影を落としまくり、果たして場所の引力に引きこずりこまれてしまうのか否か。

狐の嫁入りのシーンが最高。タイトルで見るしかなかったわけですけど、死んだらそれまでだが、死人をめちゃ大切にする話なのである。別に順接でいいのか。倍賞美津子さんすげえな。平田満さんもさすがでしかないのである。
命は叫べる時に叫ぶべきなのだ。ということ。
矢吹

矢吹