reif

ライフ・イズ・ビューティフルのreifのレビュー・感想・評価

4.8
伊映画好きな方におすすめいただいた時点で、ラッセル ・クロウが数学者のアレ(未見)と混同していたこちらは伊映画だ! どうして英語を邦題にするんじゃー!と天に叫ぶ。伊映画らしく、人が濃くエモーショナルで怒涛の展開の傑作でしたね…。ラッセル ・クロウも観ようと思います…、区別するために。

気を取り直して、主人公(名前が入らない)の達者なコメディアンが爆発的な才覚で周囲の人々を幸せにする話です。口から先に生まれてきた達者なコメディアンは役者であって役柄ではありません。ただの男の役です。職業は給仕。イタリア男ってみんなこうなの?とお嬢様を情熱的に口説く前半はラブコメ。ファシズムが台頭し世相が暗くなる後半は小さい息子との話。父性愛というものがこの世にあるんだと見せてくれた。頭蓋骨が割れそうなほど泣ける、今も泣いてる。コメディアンになりたい直近の頭のおかしい二人(ジョーカーとキング)に比して、生来のコメディアンであることって、(しばらく考える)、やっぱり悲しい。コメディの本質は哀しみで人生そのもの、と真実に触れたところで収集がつかなくなりました。良さを語れー! 伏線の張り方の巧みさとかさ
reif

reif