クルードス

ゼイリブのクルードスのレビュー・感想・評価

ゼイリブ(1988年製作の映画)
3.6
侵略目的の宇宙人が既に人類に入り込んでいて、特殊サングラスをかけると全ての真実が見える。

中学生の頃、レンタル屋で「次はこんなのが入荷します」みたいなポスターを見て、これ絶対に借りよう!と思った。
そんな当時から変わらない自分の嗜好を誉めてあげたい(笑)

サングラスをかけると看板に見える「従え」「買え」等の本当のメッセージ。
この「自分しか真実を知らない」という特別感に中学生の自分は震えた。
これは自分が好きなパンクバンドの言う「反権力」と同じメッセージなのでは?とその事実に気が付いて更に打ち震えた。

そして生まれて初めてツッコミを入れた映画でもある。
「俺も映画を客観的に観られるようになった」と大人になった事を実感した思い出。
ツッコミ所はもちろん、かの有名なサングラスをかけろかけないの無駄に長いファイトシーン。

こんな感じで、映画の内容以上に大人と子供の狭間にいた自分には強く印象に残った映画。

この映画の事について誰とも語る機会が無く大人になったが、後にかなり人気があった事を知ってビックリ。
全国各地に自分のような人がたくさんいたんだろうなと思った。

ちなみに、最近見直したら緩くて何とも微笑ましい映画だった(笑)