クルードス

スーパーバッド 童貞ウォーズのクルードスのレビュー・感想・評価

3.5
童貞を捨てるためにパーティーに酒を持っていこうと四苦八苦しながら、冒険のような一夜を過ごして、大人への一歩を踏み出す物語。

かなり下ネタがキツいので、好みは分かれそう。

男の子が初体験出来そうなシチュエーションで、女の子への幻想を打ち砕かれるシーンはあるよなあと思った。
勝手に幻想を抱いている男側の問題だと思うけど。

これを観て昔の事を色々思い出した。

高校生までは男友達とばかり遊んでいて、女の子と話すだけでドキドキしてたなあ…。
男だけでお泊まり会をやって、知らない間に童貞を捨ててた友達を裏切り者扱いしたなあ…。
その頃はとにかく早く女性と付き合って大人になりたかった。

すっかり大人になった今では当たり前のように女性と話すようになり、「自分もすっかり大人になったなあ」と感じる時がある。

何でそんな事を感じるのか考えてみると、大人になった自分への感慨というよりは、もう一生取り戻せない当時への郷愁なのかなと、この映画を観て感じた。

この映画に出てくる警察官二人は、若い時にバカをやっていた頃のキラメキを取り戻そうとしてたのかな。
ただのおバカキャラかと思ったら、実は結構重要な役回りだった。