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プラダを着た悪魔のJINのレビュー・感想・評価

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
3.8
オシャレに興味のある女性ならすぐに飛びついたんじゃないだろうか?(笑)
この映画の面白いところはオシャレに全く興味のなかったアン・ハサウェイ演じるアンドレアが、メリル・ストリープ演じる超一流ファッション雑誌のカリスマ編集長・ミランダのアシスタントとして、バリバリにコキ使われながらも、仕事をして成長したり、葛藤したりしていくところ。
大変ハードな仕事なわけやけど、様々な葛藤の中で最後にアンドレアが自分の将来のためにどういった選択をするのかっていうところがポイント。

この悪魔のような編集長がメリル・ストリープっていうのはほんまにハマリ役。
こんな上司こわいでえ~(笑)
尊敬できる部分があるからこそ付いていけるかもしれないけど、そうじゃなかったらかなり横暴でワガママな上司。
普通こんな理不尽な命令を次々とされたら辞めてまうで。

アンドレアを演じるアン・ハサウェイはイモっぽいところがあるからこれまたハマリ役だった(笑)
だって個人的にはこの人にはまるで色気を感じないからねえ。
確かにキュートなところはあるとは思うけど、どこかイモっぽいっていう。
イイ意味でセレブ感が欠如してるっていうか(笑)
だからなおさら彼女がブランドものを着て変身する時に痛快だったりする。
この映画に影響されて変にダイエットしなきゃとか思う女の子とかいるんちゃうかなあ?ってちょっと心配した(笑)

映画の中でアンドレアの彼氏と友達とで以下のようなやりとりがあった。

「女はバッグを持ちすぎ。一つあれば十分なのに」
「ファッションは利便性じゃない。アクセサリーはアイデンティティの象徴なんだよ」

自分なんかは前者の彼氏の意見に大いに同意してしまうわけやけど(笑)、多くの女性は後者の友達の意見に賛同しそうな気がする。

この映画はファッションを通して仕事への向き合い方も考えさせられたりするのがイイよね。
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