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プラダを着た悪魔のionのネタバレレビュー・内容・結末

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ネトフリに来ていたのでやっと視聴!観たかった!

あ〜〜かっこいいな〜!!バリキャリでシゴでき女の信念と長年積み上げて来たキャリア、プライド、圧倒的な実力と実績。
憧れる存在でも弱みはあるし、常人では理解されないことの方が多い。
ミランダの夫との二回目の離婚や子供の事など、弱いところをチラッと描いてくれるのがすごく良かった。
ただ彼女はこの生き方の人生に絶対的な自信と信念があって、この先も強く業界のトップに居続ける。かっこいい!

アンドレアの成長の過程は見ていて痛快だったし、テンポよく進んでいくのでとても観やすい。
1年にも満たないランウェイの仕事だったけれど、その経験と学んだことは何にも変え難い莫大な財産になっている。

友人や恋人、家族を取るか、仕事を取るか。どちらの選択も経験したからこそ、これからの生き方の選択ができる。
その上で誰もが憧れる仕事を辞める選択を取ったのが、彼女にとって1番の成長で強いところだなあと思った。そう、どんな状況でも「あなたが選択した事」だ。自分の選択には自分の意思と責任がある。
そう考えられるの、強いなぁ。

誰もがその生き方を望むと信じてやまないミランダにとって、アンドレアの存在もまた一つの大きな気づきのフックになっていると思う。
最後、新しい会社にファックスをしたミランダの言葉も、すれ違った時車内で微笑んだ表情もめちゃくちゃ良かった。それがアンドレアに見えないところであるのも、彼女がそれを気にしないところも含めて。
「今までの中で一番期待を裏切った。彼女を採用しないのは大馬鹿者」って言葉、その後の「最高の仕事をしたんだね」という言葉も、エミリー(笑)の「前任者の穴は大きいのよ!」という言葉も。泣いちゃう、ちゃんと認められてる…。

互いの生き方を、理解はできないけれど認め合っている描写がすごく良かった。
鑑賞後いい気分にさせてくれる、これは納得の名作…。
ただアンハサウェイが綺麗すぎて最初から美人でスタイル抜群だし、ダサい服もダサく見えないのが難点…笑
たしかにおしゃれにコーディネートして見違えたけど、最初のハサウェイも好きだ!!!
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