リアルタイムで観た高畑勲作品。
あまり印象が残らなかった。理由は自分がジブリに望んでいるものだった。
それはファンタジー。冒険をして苦難を乗り越えるという流れ。これが欲しかった。しかしそうではなかった。高畑勲監督の描く日常とそこにある幸せ、というものに気付かず、よく分からないまま映画館を出た記憶が。まあこれ書くとそれを言っちゃおしめえだという感じだが。
そして、火垂るの墓やおもひでぽろぽろのように、主軸となる話もないので退屈気味。一つ一つの話でクスリとは笑えるが。
案外人生ってそういうものの連続なんだよねって言ってるのかな。そうにしても110分はちよっと長い気が。