ミッキン

いとこ同志のミッキンのレビュー・感想・評価

いとこ同志(1959年製作の映画)
3.1
結末が逆、6分の1で終わったらスコアは4以上つけていた。
とにかくポールには殺意しかない。
そう、俺は狡猾でしたたかで他人を蹴落とし全てを手中に収めるような奴が大嫌いだ。
前半から虫唾が走りまくり。何故アイツに大金と女が舞い込むのか。本当に理解できない。
それにクロヴィス、コイツはなんなんだ。とにかく感情移入の欠片も出来ない奴らに何度も観るの止めようと思った。

で、途中から現われたどストライクな外見のフローランス。美しい彼女にこっちも心ときめいたが、何あの仕打ち。
若きの日のトラウマが蘇り、気が狂いそうになった。

映画の作りとしてはいいんだよ。俺がこういうの向いてないだけ。
シャルル役のジェラール・ブラン、フローランス役のジュリエット・メニエル。美男美女が最後は報われて欲しかった。

ラストシーン、ブザーを鳴らしたのは誰だったんだろう。それによってポールの今後は変わる。クロヴィスだったら金で全てを無かったことにするだろうね。
家政婦が警察に通報したと脳内変換することにしよう、精神衛生上。