ミッキン

ガチ星のミッキンのレビュー・感想・評価

ガチ星(2018年製作の映画)
4.4
今日一日で『サンクチュアリ』全8話をぶっ通し視聴。数ヶ月前、周りが話題にしてた時に観ておくべきだった。あの時、話に加われなかったこと。今になって興奮を誰かと語り合いたい衝動に駆られていること。
もっとくれ、もっと。
そんな衝動からこの作品に行き着いた。
江口カン監督と金沢和樹氏の脚本。時系列を逆にすれば『サンクチュアリ』の立派なパイロット版(原作)とも言える。
反抗的で共感性ゼロのクズ男が主人公。貧しい家庭環境。金のため、好きでも無いこの世界に入るが努力はしない。いつも舌打ちばかり。憎たらしい言動、怠惰が故に出ない結果。
ライバルは幼少期に家庭崩壊。母親は借金取りに怯えノイローゼでアル中。
ところどころ「サンクチュアリでも使ったよな」という既視感あるシチュエーション。でもいい。これはこれで面白い。

余談だが競輪は一時期よく見に行った。
幼少期によく遊びに行っていた一学年上の友達がS級選手になってGIにも優勝した。彼のホームバンクも久留米競輪場であり、小倉競輪場だった。
そんな親近感もあってか1時間半、あっという間に感じるくらい楽しめた。
濱島役も久松役も知らない人だが演技がめちゃくちゃいい。調べてみたら今も映画やドラマの脇役でちょこちょこ出演しているようなので追ってみたいと思う。