ドルフィンキック

サドン・デスのドルフィンキックのレビュー・感想・評価

サドン・デス(1995年製作の映画)
3.9
10年に一度の大傑作と言われた「ダイ・ハード」が大ヒットしたあと、建物や乗り物がテロリストに占拠されて、その中に、偶然に、居合わせた、主人公が孤立無援で、大勢の敵と戦う!って言うプロットのアクション映画が沢山制作されましたが、この「サドン・デス」も、そう言った感じの「ダイ・ハード」型のアクション映画。
JCVDこと、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演のスタジアム版「ダイ・ハード」ですね。

「ダイ・ハード」の後継作品の中では、結構楽しめました。
やはり、限定空間での戦いは、緊迫感があって面白い!!!!!
ジャン=クロード・ヴァン・ダムは、いつものマーシャルアーツを駆使したバリバリの肉体アクションは、若干控え目にして、強すぎず、弱すぎずで、丁度良い感じ・・・。
普通のお父さん役を好演しているのが良い。

「沈黙の戦艦」のセガールのように、主人公が無敵で、余裕で、敵をバッタバッタと完膚なきまでに叩きのめして、何もかも、スムーズに、お話が進んで行くよりも、主人公がどこにでもいるような普通の男性の方が、ハラハラドキドキするし、緊迫感が出て引き込まれる。苦戦しながらも、一つ、一つの問題をクリアしながら、何とか、ピンチを乗り越えて行くところに面白味を感じます。この辺りは、本家の「ダイ・ハード」でも、ブルース・ウィリスは、超人ではなく、普通の刑事役を演じていたので、共通するものがあり、ニヤリとしました♪

そらから、「ダイ・ハード」では、夫婦愛が描かれていましたが、本作では、親子愛が描かれていて、お話に深みを持たせていたので、アクションだけではなく、ストーリーも、泣けたし、感動も、出来たので、とても見応えがありました。

なので、個人的には、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作品では、上位で、お気に入りの作品ですね♪

同じく、スタジアム版の「ダイ・ハード」のデイヴ・バウティスタ主演の「ファイナル・スコア」と見比べてみるのも、面白いと思います♪