ゴシックホラー映画の古典として名作と呼べる部類の作品なのではないのでしょうか。
お屋敷物のゴシックホラーとしては、回転(1961)より後、シャイニング(1980)より前の作品となります。（シャイニングはゴシックホラーと言うのかはよく分かりませんが）
個人的にはこの2作に肩を並べるほどの名作だと思うのですが、あまり知名度はあまり無いのですよね。今までこの映画を見ようと各地のTSUTAYAを巡り歩いたものですが結局見つからず、最近になってU-NEXTにて配信されていたのでやっと鑑賞できました。U-NEXTやAmazon Primeはなかなか見れなかった古い映画も配信しているんで侮れないです。
こういったお屋敷物のゴシックホラーって悲しみを秘めた作品が多い気がしますが、このチェンジリングも同じで、この屋敷に秘められた悲惨な出来事が引き金となって怪現象が発生するといった内容となっています。その怪現象の恐怖演出も水準以上の出来だと思いますし、屋敷に起こった悲劇を解き明かすサスペンス的な要素も楽しめる。ホラー映画でありながらも、全体的に上質上品といった印象を受けました。
