ショウコ

レポゼッション・メンのショウコのレビュー・感想・評価

レポゼッション・メン(2010年製作の映画)
3.6
劇伴がいちいちカッコ良すぎて泣けてきます。挿入歌には主人公の趣味と思われるオールディーズ、クラシックやレトロジャズが流れる。最終的にこれは音楽映画だって思いました🎧内臓プレイ中のBGMもエロくて大変良いです

ごった煮感が楽しい近未来アクション。ネオン広告や落書き、エプロンにプリントされた「愛」の文字などあちこちに漢字が入ったブレードランナー風のディストピア表現ですけど未来ガジェットは傷口を縫合するクリーム程度。バーコード読み取りやタイプライターなど、むしろアナログに退廃してんじゃないのか?って要素が混ざるのも面白い。曲も手伝ってビバップを思い出します

repo(ssession)は差し押さえるって意味。サブプライムローンの暗喩ってのはすぐ分かります。お仕事中の事故なのに借金を負わされミイラ取りがミイラになるあたりNO労災の恐怖まで入れ込んでる。回収するのは人工臓器なのでまぁグロいったら。脇腹から深々と手を突っ込むのってそんな簡単に撮れるものなのかしら

型にハマらないアクションは動きにムダが無くて絵になります。ハンマーも持ってたし廊下での無双はオールドボーイリスペクト??🤔
そんなリサイクル業あってたまるか!とかアンタ結局浮気かよ!など話もついでにごった煮で、軸が定まらずやや無理が取っちらかった気はします。オチは鬱ともハッピーとも言える


cry me a riverはもう少ししっかり聴きたかったしエンドロールで流してくれてもいいのにって思いましたがアレはアレで2曲とも最高ですね♪(タイトルが分からない)
ショウコ

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