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宮本武蔵 巌流島の決斗のmingoのレビュー・感想・評価

宮本武蔵 巌流島の決斗(1965年製作の映画)
4.0
RPG的時代劇の要素を兼ね備えてて早く次の作品観たい!て気にさせる本作の面白さ、流石は内田吐夢。冒頭に1〜4作目のダイジェストあるの有難い。ほんとにほんとに内田吐夢版の宮本武蔵面白すぎるからDVDセットとして手元に置いておきたくなった。役者全員の熱がカタルシスを生む決闘前の静けさ凄い。巌流島に向かう船で刀で剣をつくる錦之助に息を飲む。3作目で佐々木小次郎役の高倉健より偽小次郎の木村功の方が佐々木小次郎っぽい逆説が起きていた状況も最後の5作目では高倉健がきちんと佐々木小次郎やってて安心したし、浪花千栄子が又八とあけみの子供を見て号泣するのもずるいし、三國連太郎はもう悟りすぎて本物の沢庵坊主だし、もちろん錦之助は演技の幅広すぎで感動だしで、全員が全員MVPである。
小次郎が槍の相手と稽古するとき足さばきだけをアップでうつし、足から状態の動きを想像させるシーンヤバすぎ。こんなんはじめてみた



5/12金子吉延さんトークショー

4歳の頃から子役。
小学校1年に桂樹のぶらりぶらぶら物語に出演。小学2年で三國連太郎の馬喰一代。小学3年で本作。39年映画化の舞台ver「土」をやらせてもらう。夜銀座でいおりとして決まる。撮影が一年のびたが、いおりくんは成長していないので大丈夫だろうと。きんちゃんとは丹下左膳でも一緒させていただいてる。三國さんでは馬喰一代でおもいっきりぶん殴られてる。
巌流島は実は京都の琵琶湖。近江舞子がロケ地。3泊か4泊させられている、母親と弟3人で一部屋借りられている。片岡千恵蔵はグレードの高いところに泊まっている。麻雀したいからこの部屋貸してくれないかと言われたらしい。
佐々木小次郎の槍のひと有川さんに頑張れよっポンっと折れていた肩を叩かれて泣いてしまった。一乗寺の松のセットに驚いたし、本阿弥光悦が住んでるところもセットで作ってしまうのが凄い。何遍見ても凄い。4作目一乗寺の決斗が1番好き。
きんちゃんとの思い出。撮影が終わって何が欲しいかと聞かれてピストルのおもちゃのルガーと言ったら弟子に買いに行かせてくれた。有馬稲子と別れて淡路恵子とくっつくときを間近にみてるのでは。佐助やってた島田さんとも赤影で共演することになる。
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