Koutaro

ブラックホーク・ダウンのKoutaroのネタバレレビュー・内容・結末

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

たまたまVOD配信されているエクステンデッドカット版を発見したので久しぶりに鑑賞。
定期的に観たくなる戦争映画の一つ。
やはり、局地戦闘を描いた映画の中では指折りの名作。
2010年代以降の先進的な歩兵装備もなく、性能のごく限られた光学兵器で対ゲリラ市街地戦闘を強いられる展開はこの時代ならでは。
現代戦のようにハイテク装備が状況を打開してくれることもなければ、味方との連携や通信すらままならない。緊張感と緊迫感がまるまる2時間以上張り詰めっぱなしになるので鑑賞後の疲労感は実際の上映時間以上。

描き方として十分とは言い切れないが、単純に米兵をヒロイックに描くのではなく、ゲリラ側の生活感や人生も表現しようとするカットが垣間見えるのも良い。

エクステンデッドの部分に注目したかったのだが、いかんせん前回観た時の記憶が曖昧ではっきりとは分からず。
展開に大きく関わる変化ではなかった印象。
個人的にはあの捕虜となった米軍パイロットの解放の経緯までを描いてこそこの物語が収束するのでは? という気がしているので、その部分は残念ではある。
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