クルードス

ブラックホーク・ダウンのクルードスのレビュー・感想・評価

ブラックホーク・ダウン(2001年製作の映画)
3.9
ソマリアで米軍が行なったモガディシュ急襲作戦の失敗を描いた作品。久し振りに再観賞。

見せ場は何と言っても中盤から最後までずーっと続く激しい戦闘シーン。
プライベートライアンから強く影響を受けた描写はなかなか強烈。

戦闘ヘリのブラックホークが墜落してからは後手に回り、負傷者を救出しようとすればするほど泥沼にハマり、民兵に囲まれて追い込まれていく様は、ほとんどホラー映画の領域。

役者で目に付くのはトム・サイズモア。
銃弾が飛び交ってるのに、気にもせずノシノシと歩く姿はさすがの貫禄。

セリフで印象的なのは「怖いと思った時に何をするかが大切」ホントにその通りだと思う。

最後のテロップに出るが、死者は米兵19人に対して、ソマリア人は1000人以上もいたというのが何とも…。
やられっぱなしの米兵の姿を散々描いていたが、ソマリアの方がよっぽど被害者じゃんと思った。
アメリカ側に視点を置いてるのでしょうがないとは言え、この辺はザ・アメリカ映画だなぁと思ってしまった。