円柱野郎

ベオウルフ/呪われし勇者の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

ベオウルフ/呪われし勇者(2007年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーはいかにもな雰囲気の漂うファンタジーで、話は上手く纏めているけどちょっと物足りない。あと全体的に暗くそして子供向きではない展開もあるんだけど、この映画版は勇者を誘惑する悪魔の存在が特徴だから、それがこの話をちょっとダークな方に持っていっているのかもね。誘惑に負けてしまう勇者というのは人間くさくて現代的とも言えるか。
映像は全編フルCG。背景も人も全部。人物はアンソニー・ホプキンスやジョン・マルコビッチ、アンジェリーナ・ジョリーのCGモデルが良くできている。でもやっぱり生身の質感と違うんだよなあ。「ファイナル・ファンタジー」の頃から考えると格段に良くはなっているけど、やっぱり生々しさはまだ出てこないか…。このあたりにはCGの限界を感じるところです。
それでも炎や水の描写は凄い。多少張り付く感じに違和感もあるけど、それでもここまで出来るのかと感心しました。竜との最後の闘いは迫力満点だったね。
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