かつてこの映画の続編である「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」を観て面白かった記憶があったので、今回こちらを観賞したが、あれ?こんなにトンデモ映画だったっけ?(笑)
主人公と敵対する悪さばかりしている道場が、助っ人として各地から格闘技の達人を招くが、こいつらがスゴい!
・日本の空手
最強の大先生が最初に登場した時に長髪で後ろ姿だったから、お!一番強いのが女性とは面白い設定!と思って正面を向いたらビックリする程むさいオッサンだった
・日本の柔道
投げ技以外に普通にキックしたりする
・韓国のテコンドー
自己紹介の時になぜかビンの先を口で噛んで割る(テコンドー関係ない)
・タイのムエタイ
戦闘前にめっちゃ踊る💃
・インドのヨガ
逆立ちして敵の回りを歩き回る
・チベットのラマ拳法
何らかの力で体が風船のように膨らむと強くなる
こんな素敵な面々と主人公が闘うが、どう見てもみんなカンフーで闘ってる(笑)
演じてるのは中国の方々で、インド人なんて顔を黒く塗るシャネルズ方式という雑さ(今なら完全にアウト)
映画を観てて片腕ドラゴンというタイトルを忘れかけてた頃に、主人公が突然片腕にされて少し驚く(笑)
そんな傷ついた主人公を助けてくれる、とあるお父さんと娘さん。
助けてくれて主人公が回復するまでの下りが静止画5カット位で数秒で終わらすという手際の良さ(笑)
片腕にされてしまった主人公が、そこから再び鍛えて、オモシロ格闘家達に挑むラストバトルからのキレのいい「終劇」の二文字は思わず笑顔になってしまいます。
なぜかラマ僧の弱点だけ教えてくれる命の恩人のお父さんや、最初は非暴力による解決を皆に説いていたのに、途中からやたらと好戦的になる師匠など、他の登場人物もクセのある人物ばかり。
ツッコミながら緩く観賞すると、とても楽しいです。