⚪概要とあらすじ
007シリーズ13作目。
宝石の密輸事件を追っていたボンドは、美貌の女性実業家オクトパシーと出会う。彼女はよりすぐった美女からなる、私設のボディガードを所有していた。そして彼女を利用してNATOの軍事施設破壊をもくろむ、インドの王族カーンの存在が明らかになっていく...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“20年のパワー、一挙爆発!”
「ジェームズ」
⚪感想
サーカス団VSジェームズ・ボンド!!
いつにも増してコメディー要素とショーン・コネリー時代の007を思い出すような内容。
キャッチコピー通り20年のパワーが一挙爆発しいてる。
笑わせるつもりは無いんだろうけどとにかく面白すぎる。
オープニング前のビアンカの色仕掛けやピエロ姿の009シーンだけでもかなり見応えがある。
Mの役者さんが代わってしまったけれど違和感はなかった。寂しいけどね。
インドでのトゥクトゥクのアクションはコメディー要素が強め。
肩輪走行ならぬ後輪走行。
運転手さんがテニスのラケットで対抗してるのが面白い。
ボンドも手裏剣みたいなナイフに殺られた!!と思ったらそういう事かと納得。
インドの人間狩りシーンはとにかく詰め放題。もはやギャグだから笑ってしまう。
トラにゾウにクモにヒルにヘビにワニ...ジャングルクルーズかと思った。
オクトパシーということでタコの登場。ヒョウモンダコなだけに毒に殺られそうだなって思ったらそうだった。
敵さんがなかなかのやられ方をして面白い。
線路の上を走る車。これって現実的に可能なのかな。シュールすぎて面白い。
オクトパシーは大人の女性。か弱さも強さも兼ね備えていてかなり好き。
演じてるモード・アダムスは『007/黄金銃を持つ男』でも出演していたそう。調べてみたら髪色が全然違うから分からなかった。
流石に娘にオクトパシーってつけちゃうのはどうなのだろうか。タコが好きすぎたのだろうけど、octopusとpussyを合わせたってことだよね?
ファベルジュの卵を巡る戦いかと思ってたらいつの間にか核爆弾。いつものやつ。
アクションが以前よりもハードになったような気がする。
ボンドカーでの肩輪走行、トゥクトゥク、列車、飛行機。
ワニ型潜水艇が度肝を抜くし、ノコギリ型殺人ヨーヨーも強いインパクトを残す。
ラストにかけてのオクトパシー軍団とボンドとQ。
B級映画のようなふわふわしたアクションだけど嫌いではない。
フィルマークスの方ではない映画のジャケットというかポスターがオシャレで素敵。阿修羅っぽいけどオクトパスがメインなのかな。
真面目にやっているけど今の時代で見るとB級映画っぽくて笑ってしまう面白さ。007シリーズの中でとにかく笑える作品だった。
⚪以下ネタバレ
この作品の1番の見所はジェームズ・ボンドがピエロに変装したところ。
ジェームズ・ボンドが後半に手すりを滑り降りたら股間が危なくところが面白い。
Qがオクトパシー軍団にちやほやされているの可愛いなぁ。
⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。