未島夏

秒速5センチメートルの未島夏のレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
4.5
過去と決別出来ず彷徨う様に生きる貴樹との対置として、この映画で一番成長してるのは花苗であり、明里も過去を振り返りはするがしっかり前を見て現実を歩いている。

「秒速5センチメートル」は男性のロマンチストと、それに対比した女性の残酷とも言える凜とした生き方を描いた作品。

描くラスト(話の目的)は貴樹の心境の変化だが、故に明里と花苗の女性的な描写が際立って見える映画。
未島夏

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