さっちん

秒速5センチメートルのさっちんのレビュー・感想・評価

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)
3.5
新海誠監督作品の鑑賞3本目。

今作は、「桜花抄」、「コスモナウト」、「秒速5センチメートル」という3本の短編からなる連作アニメーション作品。
主人公の貴樹くんの小、中学生時代〜社会人までが3話を通じて描かれている。

やっぱり背景の映像は本当に美しい。( ¤̴̶̷̤́ ‧̫̮ ¤̴̶̷̤̀ ) ✧
でも、人物の絵がとても雑な時があり、そこはちょっと気になった。
わざと?なんで?
背景とのギャップがありすぎでは???^^;

3本の話の中では、2番目の種子島を舞台にした話が一番好き。
貴樹くんに思いを寄せる同級生の花苗ちゃんが可愛くていじらしい。
高校生くらいの時って、こんな感じやったなぁ〜。(遠い目)……と甘酸っぱい気持ちになる。
この話に登場する高校…、バイク通学の子は全員「カブ」なんやぁ。!😲
学校指定バイクなんやろか?
へぇ〜!😵


1話めは、本好きで大人びた貴樹と、似たもの同士で好意を寄せあっていた同級生の明里の切ない恋物語。
東京から栃木に引っ越しちゃった明里……、それでもまだ、同じ関東圏で会いに行ける距離だったのに、貴樹も種子島に引っ越すことになり……。
中1の男の子が、子供にとってはかなり遠距離の電車に乗ってあの状況は、ものすごく不安やろなぁ……と、息子を思う母の気持ちが出てきてしまって胸が苦しくなった。

でも、ちよっとこの話はなぁ。
何時間もかけて行く場所に学校終わってから行く計画は、その時点で無謀やと思うし、中1の子供2人が朝まで帰ってこんかったら大騒動になると思うんやけどなぁ。^^;
あと、文学にかぶれてる風の貴樹のナレーション……そこまではいいけど、小6〜中1の子供のあの会話は違和感やわ。^^;
ってことで、この話は子を持つおばちゃん目線で見ると「うーん」

3話目は、ほぼPV。
山崎まさよしの「One more time, One more chance」の歌詞に耳を傾けてたら、「アレ?」という間に終わっちゃって、「結局どういうこと?」って、話についていけんかった。^^;


「君の名は」のRADWIMPSの歌詞ありPV風シーンにはグッと引き込まれたのになぁ。
個人的には、貴樹と明里の2人にあんまり魅力を感じなかったので、1話と3話にハマれなかったのかも……。^^;
明里ちゃんのキャラ、薄すぎないですか?
ということで、目立たずちよっとドライな女の子のことを、ずっと思い続けてきて、他の女の子を悲しませてしまう男の子の話……と思っちゃう私が、一番ドライなのかも……。(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋














さっちん

さっちん