オープニングから京さまと木村俊恵の取っ組み合いで始まって、何が何やらわからん内にストーリーに巻き込まれてました。
水商売から抜け出せず、実母の沢村貞子や一人娘の桑野みゆきら家族7人と2間で暮らすマチ子さん。
昔娘を捨ててまで一緒になろうとした佐田啓二と再会し、その世話で娘と2人暮らしを始められると思った矢先…
季節が梅雨から夏場にかけてなんで、かなりマチ子さんのブラ姿が拝める映画( ̄∇ ̄)玉のような汗かいてるんで、この時期にピッタリというか”白いドレスの女”並みに非常に暑苦しい映画です。
ここまでグダグダな役のマチ子さんは初めてやなかろうか。
40歳ぐらいの頃でオープニング見たらやっぱりそら年取ったわな~と思たけど、次にピシッと着物着て登場したら見違える程綺麗やったのはさすが大女優。
娘役の桑野みゆきの明るさが救いやったけど、最後までそうは行かんのがこの映画。
親友役にウルトラマンのフジ隊員で有名な桜井浩子さんが出てました。
マチ子さんと同じ水商売の女性役に池内淳子さん。ちょっと意外な役やったけどこの人も美人やったなぁ(^^ )
小沢栄太郎と小沢昭一、山茶花究、沢村貞子、名古屋章、5代目春風亭柳朝(小朝の師匠)、千石規子など安心の脇役陣。
そしてこの映画が遺作になった佐田啓二。
所々関西弁で喋る珍しい役で、結局はええようにマチ子さんと山茶花究を利用した悪いやっちゃった。
真面目な役もええけど、今回のような胡散臭い役も出来る二枚目をわずか37歳で失ったのは市川雷蔵と共に日本映画界にとって大損失でした(-_-;)