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残酷の沼のslowのレビュー・感想・評価

残酷の沼(1967年製作の映画)
2.9
【英国風味の"世にも奇妙な物語"】

{あらすじ}
見せ物小屋に訪れた5人の客が、
人形が手にした"運命のハサミ"から,
未来に待ち受ける
世にも奇妙な体験をする…‼
ーーーーーーーーーーーーー
プロットはなかなか面白い♪
男女一人一人がオバサン女神の持つ
ハサミをじっと見つめて、
未来の出来事を体験し、
ハサミが監督のごとく"ぱしん!"と
しまって終わるまでのオムニバス。

面白いのはオバサン女神が
登場人物の一人として
必ず画面のどこかに出てくること!w
そしてなかなか話の先が見えず、
話の「足下」だけ見せること。
なので、ジャンルが掴めません。

あえて5人の話を書くと、
一人目の男「悪魔の猫」
二人目の女「トップスターの秘密」
三人目の女「ピアノは生きてる」
四人目の男「コレクション」
五人目の男「???」←ネタバレなので伏せます。

題材はどれも面白くて、
私はピアノが生きてる回が好き♪
ピアノが、ぐるんぐるん!と
女性に迫って襲ってくるシーン!
あれは良かった(*≧∀≦*)b

ただ、個人的に痛かったのが、
「面白そうな話になりまっせ♪」
という雰囲気はあるのに、
普通の会話がやたら長く、
やっと奇妙な入り口が見えたら、
それは出口だったオチが多い…(; ̄ー ̄A

ですが、五人目の男の番になり、
オムニバス形式に慣れてきたら、
またガラッと展開が変わったのは
面白かった♪

基本はぐらかす系の映画は
眠気が走るので苦手ですが、
話の先が読めない『クリーピー』が
好きな人にはイイかも♪

ただ、私には睡眠薬でした…(-.-)Zzz・・・・
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