ぜん

リトル・ミス・サンシャインのぜんのレビュー・感想・評価

3.9
【バラバラだった訳あり家族が1つに】

*こんな人にオススメ*

・心温まるヒューマンドラマが
 好きな人

・周りの目が気になってなかなか
 挑戦できない人

・最後は明るい気持ちになれる
 映画が好きな人

*あらすじ*

みんな訳ありの家族。

父は成功論ばかりを語る。
母は日々の生活に疲れ切っている。
兄は一言も言葉を発しない。
祖父はヘロイン中毒。
伯父はゲイで自殺未遂。

そんなギクシャクした家族の中。
妹のオリーブはミスコンの
州大会に出場が決まった。

黄色いおんぼろワーゲンに乗り込み、
開催地カリフォルニアを目指す。

道中でもトラブルが多発。
一つ一つを家族で乗り越え、
家族は1つになれるのだろうか。

*総評*

家族愛に心温まりました。
周りによる評価を気にしてばかりでなく、
自分らしくやりたいことをやることが
大事なのだと思いました。

黄色いワーゲンがどんどん故障していくのに
反比例して家族の絆は修復されていって
ラストのダンスは最高でした。

故障してクランクションが鳴りっぱなしの
ワーゲンも大事なところでは空気を読んで
音が止まってました(笑)

個人的にはヘロイン中毒の
祖父の言葉が心に響きました。

「負け犬ってのは、負けるのが怖くて
挑戦しないやつらのことだ」

不安にしているオリーブに対して、
お前はずっと努力してきたから問題ない。
と元気づける姿は良かったです。

妹のオリーブは体型は小太りで
周りから見たらミスコンに向いているとは
思わないでしょう。

だが家族全員で一緒に応援して、
やりたいことをやらせようとする姿は
愛を感じました。

やらないで後悔するより、
やって後悔する方がいい。
自分が全力で取り組んだことなら
必ず今後生きていく糧になる。

オリーブの今後の成長が楽しみです。

笑いあり、涙ありの素敵な映画でした。
ぜん

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