【置かれた場所で正直に生きる】
監督はスティーブン・スピルバーグ。
配給会社は『マダガスカル』や
『ボスベイビー』といった
アニメーション映画で有名な
ドリームワークス。
*あらすじ*
映画上でのみ実在する国"クラコウジア"から
ニューヨークに来た男ビクター。
彼が入国するタイミングで、
母国でクーデターが起こる。
不運にもパスポートが無効になり、
彼は入国も帰国もできなくなった。
「法律の隙間」に落ちてしまった彼。
警備局の主任ディクソンに説明しよう
とするが彼は英語を話すことができない。
ディクソンはビクターに対して、
乗り換えロビーにいることを許す。
こうして彼の空港での生活が始まった。
*総評*
前向きな気持ちになる映画でした。
空港で生活しなければならない。
言語が通じない。知り合いもいない。
いつ帰れるかも、今後どうなるかも
分からない。
こんな状況に陥ったら自分は
どうするだろうか。
少なくともビクターみたいには
できないだろう。
窮地と言える状況の中、
裏表がなく前向きな性格のビクターは、
英語を習得、仕事を見つけ、
恋までする。
置かれた環境に対して、
真摯に向き合うビクターに
勇気をもらいました。
本作の主人公ビクターには
モデルとなった方がいる。
パリのシャルルドゴール空港で
18年間過ごしたイラン人である。
空港って何でもあるけど、
同じ空間内で18年もなんて
自分だったら無理です(笑)
トム・ハンクス演じる
ビクターは魅力的な人物で
彼の生き方からは学べることが
多かったです。
本作で使われる英語も
比較的分かりやすいので
英語の勉強にもなります。
「人は皆、何かを待ってる。」