FumiyaIwashina

シザーハンズのFumiyaIwashinaのレビュー・感想・評価

シザーハンズ(1990年製作の映画)
3.6
未完成のまま発明家が死んでしまった人造人間のエドワードは手がハサミのまま一人山の上で暮らしていた。そこへ現れた訪問販売のペグはエドワードを連れて帰り、家族と一緒に暮らすことに。得意のハサミ捌きで剪定やトリミング、ヘアカットを行い、町の人気者になるが、ペグの娘であるキムの彼氏とだんだん対立していく。
実際の製作年よりレトロに感じる映像で、家や車、服の色使いが独特。あまり生活感のない雰囲気やティム・バートンの映像表現がおもしろい。つっこみどころも多いが、他の魅力も多くあまり気にならなかった。
エドワードが町に降りて来てからの様子も所々コミカルにえがかれており、寡黙で純粋、器用さと不器用さを併せ持ったエドワードはみんな好きになりそう。
周囲の人間も始めからずっと受け入れたペグの家族や最初はチヤホヤして、急に掌を返すおばちゃんたち、始めからずっと敵意むき出しのちょっと頭がおかしそうな人など、色んな人がいるのも興味深かった。