ぬーたん

恋ひとすじにのぬーたんのレビュー・感想・評価

恋ひとすじに(1958年製作の映画)
3.0
アラン・ドロンが『太陽がいっぱい』で人気俳優になる前の作品。
とにかく、美しい。

撮影時のドロンは22歳。とは言え、幼い頃から家庭に恵まれず、孤独に生き悪いこともして来たドロンは、大人並みの様々な苦労や経験をしているせいか、何ともしたたかな顔つきで、とても22歳には見えない。若いというより、こんな22歳居ますか?と言いたくなる。しかし。
とにかく、美しい(しつこい)

共演のロミー・シュナイダーとはこの作品をきっかけに恋仲となり、後に破局するも、私生活でも仕事でもロミーが死ぬまで交流があった。
ロミーは若くて本当に綺麗な肌とキュッと締まったウエストでスラリとしている。顔は美しいというよりは、可愛らしいという方が合っている。目が離れていて凹凸の少ない顔立ちは、日本では昔の倍賞千恵子(さくら!)今なら上戸彩っぽい。

ストーリーはロミオとジュリエット風でありきたり。ごく普通の悲恋物語で、予想通りに流れていく。ラストはちょっとビックリしたけど。
決闘とか現代では理解できないこともあり、リアリティーもないので、感情移入は今一つ出来ない。
ただ、雰囲気や風景、軍服のアランと、衣装が可愛いロミーを観て、結構満足した。
アラン・ドロンの吸い込まれそうな青い瞳と、色気にノックアウトされる。
ご馳走様でした(*'▽')
ぬーたん

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