1916年、イギリスのコティングリー村に住むエルシーの家に、アフリカから従妹のフランシスがやってくる。兄を亡くして悲しむエルシーの母親を元気づけようと、少女たちは妖精の写真を撮る。だが、その写真が小説家コナン・ドイルに伝わり、事態はおおごとになっていく。
コティングリー妖精事件を題材にしたファンタジー。
本作は、妖精は実在するが純真な子供にだけ見えるというスタンスで進む。
正直個人的にこの手のファンタジーは好まないが、少女たちの純粋な思い、それを盲信しない神秘主義者コナン・ドイルと無下に否定しない懐疑論者ハリー・フーディーニ、そういった人々の思いを尊重する内容は好き。
