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人のセックスを笑うなのJINのレビュー・感想・評価

人のセックスを笑うな(2007年製作の映画)
3.1
19歳の男と39歳の女との恋愛を描いてる。
ああ、キスしてえ~!
イチャイチャしてえ~!
でも、こんなんオレは許されへんわあ~!!
ってな感じかな。
タイトルが過激なわりには内容はソフト。
出演者の演技がみんな自然体であんまり芝居臭さを感じさせなかったのがこの作品の一番良かったところかもしれない。

永作博美は見た目が若いせいか松山ケンイチとの20歳差年の差恋愛っていう設定でもカップルとしてそんなに違和感を感じなかった。
普通の39歳なんて言ったらもっとオバチャンに見える人いっぱいいるからねえ~(笑)

個人的にこの作品の持つ雰囲気は好きやけど、特に面白かったとかっていうわけではなかった。
それはたぶんどの登場人物にも感情移入しにくかったからやろうね。
共感しないと言うか、オレならそんな風にはしないっていうことが多すぎ。
特に永作博美の役柄は得体が知れなかった。
好きになってしまうのは理屈ではわりきれないので、本能の赴くまま行動する人もいれば、葛藤しながら苦しむ人がいるのも当然わかる。
ただ振り回すにしても、振り回されるにしても、こんな関係オレは嫌やなあっていうのが率直な感想。
年上の女性への憧れみたいなものっていうのは今までほとんど持たずに生きてきたのもあって、なおのことよくわからなかったりする。
20歳差って冷静になって考えたら凄いよね(笑)

原作小説は冒頭ちょろっと読んだまま挫折したのでいつかちゃんと読んで比べてみたいと思う。
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