命（タマ）の殺（と）り合いこそジャパニーズバイオレンスムービー。シリーズ2作目です。
見所：
ずっと沸騰しっぱなし
千葉真一の狂犬っぷり
北大路欣也の墜落っぷり
女性の広島弁がかわいい
外伝ゆえ人間関係が煩雑
あらすじ：
食い詰め者の山川は、流血沙汰のおり広島市の一大勢力村岡組の親分に拾われ、盃を交わして組員となった。
ヒットマンとして暗躍するさなか、ムショ仲間だった広能のもとを仕事で訪れることに。その時広能の目に写った山川には、もはや一匹狼の面影はなく、家族のために戦う男となっていたが…。
北大路欣也演じる山川を中心に話が展開し、前作よりも映画らしい作りでした。菅原文太は短時間出演ですが、唯一鑑賞者を癒す義理人情の人として効果的です。
1以上に登場人物の個性が凄まじく、やりとりは息継ぎの間もないほどエネルギッシュ。美味い汁のためなら他人を蹴落とす、とにかくがめつい外道しか出てこない。千葉真一扮する大友の「うまいもん食ってマブい女（スケ）抱くのには金がいるんよ！金のために体張ってなんが悪いちゅうの？！」が作品全体を支配しています。
日本人は「非業の死」が特に好きです。誰も報われないのを見て泣くわけです。不思議ですねぇ。
