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ポーラー・エクスプレスのdeenityのレビュー・感想・評価

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)
3.0
クリスマスシーズンに見てたのにレビューし忘れてた作品。サンタクロースは実在するのか、という子どもなら誰しもが抱く疑問を、アニメらしくファンタジーな切り口でサンタの存在を見せていく。
まあ誰もが夜遅くまで起きて自分の目で確かめてやろうと思ったはず。そんな彼の元へポーラー・エクスプレスが現れる。そりゃ成長するに従って現実ってわかってきちゃうんですが、どうせいないと決めつけるのではなく、もしかしたらという好奇心を持つことってすごく大切なんですよね。子どもながらの純粋な心を持っていれば、夢のようなことが起こりうるかもしれないんですから。

その過程で重要になってくるのは自らが物事に対して積極的に行動すること。何でも受け身で、どうせ…。ってなったら何の意味もないんですよね。その上で通過すべき課題として駅長の存在があったと思います。親切でもなく、かと言って敵でもなく、それでいて憎めない重要なキーマンでした。

結局この経験は夢なのか、現実なのか。そんなことはどうでもいいんです。信じる心の大切さに気づかせてくれました。
子ども向けながら意外と奥が深いということを感じるとともに、こんな現実的なレビューを書いてる自分は大人になったな、と実感してしまいました。
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