聖書を題材にしたジョン・スタインベックの小説をジェームズ・ディーンが映画初主役を演じたヒューマンドラマ。
ジュリー・ハリスがヒロインを演じ、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリートらが共演。
1917年の北カリフォルニアの農地サリナスが舞台。
父（レイモンド・マッセイ）と兄の三人家族の青年キャルは、潔癖すぎる父や兄とは相性が合わずに疎外感を感じており、父の愛情に飢えていた。
キャルは死んだはずの母（ジョー・ヴァン・フリート）と会ったことから運命が変わり始める。
父の事業である鉄道によるレタスの冷蔵輸送が失敗する。
それを見かねたキャルは、父を助けるために密かに母から金を借り、戦争特需を見込んで大豆事業を始める。
儲けた大金を父の誕生日にプレゼントして喜んでもらおうとするが.....
頑固で自分善がりな父親。
そんな父親から愛情を注がれない息子の苦悩を描いた作品。
難しい息子役をジェームズ・ディーンが演じ、助演女優のジュリー・ハリスもヒロインを好演している。
レナード・ローゼンマンのBGMも素敵です♪
旧約聖書の”カインとアベルの物語”がベースで、”愛”や”許し”を描いており、聖書を知っていると、より楽しめるのかもしれません。
「人間は選べる それが人の優れた点だ」
「替わりの者はいらない お前がここにいて世話してくれ」
2023.2 NHK BSP で鑑賞（字幕：太田直子）
2020.10 NHK BSP で鑑賞（字幕）
第28回 アカデミー賞で助演女優賞を受賞（1956年）
第13回 ゴールデングローブ賞にて作品賞を受賞（1956年）
第8回 カンヌ国際映画祭でドラマティック賞を受賞（1955年）
