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17歳のカルテのSUIのレビュー・感想・評価

17歳のカルテ(1999年製作の映画)
2.5
スザンナ(ウィノナ・ライダー)が精神療養施設に入所してきて、そこに居る患者達と友好関係を築く…、と、その展開はとても良かった。

でもそこのボス的存在のリサ(アンジェリーナ・ジョリー)と二人で脱走して、一足先に退所していたデイジーのところに転がり込んだ辺りから様子がおかしくなってくる。

それまで何気にいいやつだったリサとの関係が突然険悪になり、彼女をまるで悪の根源のような存在に仕立て上げることで、スケープゴートとしてスザンナの自立を促していく。
それ以外の仲間たちとも、スザンナの日記に書かれた彼女たちに対する辛辣な評価で関係が壊れるのかと思いきや、翌日の退所の時にはあっさり和解してしまう。

一件いい話のように仕立て上げられているけど、リサを無理やり悪役に仕立て上げないと構成できないようなストーリーで割と胸くそ悪かった。
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