SUIさんの映画レビュー・感想・評価

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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

5.0

いじめられっ子だった乙骨が、事故死して特級過呪怨霊となった幼馴染の里香ちゃんに取り憑かれる。
彼女は乙骨を守るために、彼に害をなそうとする者達を呪う。
乙骨と里香との純愛もいいけど、乙骨と真希、狗巻、
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.5

ヘルズキッチンに暮らす「不良」というほどではない悪ガキ4人組が、冗談半分でホットドッグを盗んだことで少年院送りになり、そこで人生の歯車が大きく狂う。

主人公のシェイクス(ジェイソン・パトリック)は新
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.0

学校の文化部棟カルチェラタン取り壊し。
1963年が舞台なので、朝鮮戦争が終結し、今まさに60年安保から全共闘へと続く混沌とした時代。
戦後のどさくさで誰が親なのか判然としないところや、大学紛争勃興期
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

選挙と支持率のことしか頭にない日和見的な女大統領(メリル・ストリープ)と、その息子で権威主義的な秘書官(ジョナ・ヒル)。
TV番組に出演して彗星衝突の話を聞いてもジョークでいなす浅薄なキャスター。
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

5.0

親友の家に居候している自堕落なバンドマンのデューイ(ジャック・ブラック)。
仲間からも嫌われてバンドをクビになる。
日銭を稼ぐために、同居人で親友のネッド(マイク・ホワイト)になりすまして、小学生の臨
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土竜の唄 潜入捜査官 REIJI(2014年製作の映画)

1.5

落ちこぼれ警官が警察とマトリの潜入捜査官となってヤクザ組織に潜入する話。

警察署長の酒見(吹越満)・専属育成係のカズミ(遠藤憲一)・マトリの福澄(源川猿時)からの指示で生田斗真こと菊川が潜入するわけ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

なぜ今スラダン?
という拭いきれない今更感と、CGアニメ特有のあのインチキ臭いヌルヌル感に嫌悪感を抱き、何となく興味が持てずにいた第ゼロ感。

スラダンは学生時分にジャンプで読んでいたのでその面白さは
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散り椿(2018年製作の映画)

3.0

瓜生新兵衛(岡田准一)は病に倒れた妻の篠(麻生久美子)の遺言を叶えるために、藩の不正を訴え出たために藩を追われた故郷に向かった。
それは、新兵衛と平山道場でしのぎを削り合った良きライバルにして“四天王
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アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.5

主人公の天才数学者の櫂(菅田将暉)が、数学で戦艦大和の製造を阻止しようという発想は面白いし、ストーリーも悪くない。物語に引きこまれることは間違いなんだけど…。

部品や備品や武器なんかの単価も、造船に
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.0

4年前の仕事の際に助けた少女ヒナコ(平手友梨奈)と、ファブルに狙われて唯一生き延びた宇津帆(堤真一)が、ファブルへの恨みを晴らすべく物語は進行する。
本来ファブルがターゲットを取り逃すはずはないのだけ
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のぼうの城(2012年製作の映画)

4.5

時は戦国、豊臣秀吉全国統一最後の勢力、小田原北条氏攻略時の物語。

まず、柴咲和泉守(ぐっさん)の強さを表現するための戦国無双みたいな戦闘シーンや、無駄に迫力がありすぎる水責め濁流CGなんかの、マンガ
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マネーボール(2011年製作の映画)

4.0

貧乏球団が「野球の試合は名プレイヤーでゲームメイクする」というこれまでの慣習を無視して、どうすれば勝てるのか(=塁に出なければ勝てない)という理論に基づいてチームを作っていく。

アスレチックスのGM
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

伊坂幸太郎作品がハリウッドで映画化する!
しかも主役はブラピで、真田広之が脇を固める!
これは日本人としてはテンション上がりますよ。
絶対劇場で観なければ!となります。

東京ー京都間の新幹線に乗り合
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.5

ギャグパートがブラックでナンセンスでふざけてるんだけど、思わず笑っちゃう。
それでいてハーレイのアクションはクールでキュートでハードなのにお花畑で、ちゃんと「らしさ」が演出されている。

クライマック
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ANNA/アナ(2019年製作の映画)

3.5

ファッションモデルにスカウトされた平凡なシンデレラガールが、実はKGBの殺し屋だった。

アナのとったこの行動にはこういう裏があるんだぜ、と展開が行きつ戻りつするという小さなどんでん返しを繰り返してい
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ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

ムンバイで実際に起こったイスラム過激派によるテロを描いた映画。
舞台は五つ星ホテルのホテルムンバイ。

序盤、テロ開始時の地獄絵図と優雅なホテルが交互に描写され、その対比が互いを強く印象づける。
また
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.0

旅客機の隣に乗り合わせた男ジャック(キリアン・マーフィー)が、ホテルのマネージャー的存在のリサ(レイチェル・マクアダムス)を利用して、政治家の暗殺を企てる。
ただその背景である「何故」大物政治家は狙わ
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

不死の体を持つアンディー(シャーリーズ・セロン)達4人のグループに、突然不死に目覚めた新人――、現役の女性海兵隊員ナイル(キキ・レイン)が加わる。
アンディーたちを陥れるべく偽の指令をだしたメリック(
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

2.5

スザンナ(ウィノナ・ライダー)が精神療養施設に入所してきて、そこに居る患者達と友好関係を築く…、と、その展開はとても良かった。

でもそこのボス的存在のリサ(アンジェリーナ・ジョリー)と二人で脱走して
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

殺し屋を辞めるきっかけとなった奥さんとのエピソードがサラッと流されて、あれよという間に伝説の殺し屋が覚醒する―。
この辺りでにわかに、おやおや…これは続編ですか?と不安がよぎる。

しかしどうやらそう
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TIME/タイム(2011年製作の映画)

2.8

全ての決済が貨幣ではなく時間で執り行われる世界。
デフォルトで与えられた時間は26年。人々は25歳で老化が止まり、それ以降は1年分の人生しか与えられていない。
富める者は永遠の時間を手に入れ、貧する者
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

4.0

時効廃止後に迷宮事件の犯人として名乗り出て、売名行為をはじめる曽根崎(藤原竜也)。
彼を警護するという複雑な立場に立たされる、当時捜査していた刑事で上司を殺された被害者でもある牧村(伊藤英明)。

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セブン・イヤーズ・イン・チベット(1997年製作の映画)

5.0

主人公であるハラー(ブラッド・ピット)と、前半は相棒ペーター(デヴィット・シューリン)との、後半はダライ・ラマとの友情の物語。
1939年、ハラーとペーターがエベレスト登山中にドイツがイギリスと開戦
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

4.0

なぜか最前線に送られることになった軍広報担当幹部(=大佐)のケイジ(トムクルーズ)。
あまりに行きたくなさすぎて現地将軍をそこはかとなく脅迫したことで、一兵卒の兵士として送り込まれることになる。
情け
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蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.0

これは親父が好きな映画で、水ローだか金ローだかで録画したビデオを幼いころによく一緒に見ていたという思い出深い一作。
てっきり銀ちゃん役の風間杜夫が主役かと思い込んでいたけど、蓋を開けてみたらメインは松
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.5

世界規模の停電によって何故か、ビートルズやコカコーラやハリーポッターが存在しない世界線に移動した売れないミュージシャン ジャック(ヒメーシュ・パテル)。彼がビートルズの名曲をカバーして成り上がっていく>>続きを読む

関ヶ原(2017年製作の映画)

3.0

司馬遼太郎の小説作品を原作にした映画

司馬特有の「筆者の云々」たるうんちく語りは冒頭に少しあっただけで、あとは時折思い出したようにモノローグが流れる程度。
司馬感を出したかったと思われる演出だが、使
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機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ニュータイプの設定にかまけたスピリチュアルな作品。
論理や理屈を完全度外視にしてしまったら、それはもう昭和の根性論と何ら変わらない。
物語自体はフルフロンタルになり損ねた、というひとりのキチガイが暴れ
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人を騙して出し抜いて来た男が最後に出し抜かれる。
それが面白くもあるんだけど、全てがその1点を基準にして成り立っているので、ベテラン作家の二階堂(國村隼)を出し抜いた辺りから主人公の速水(大泉洋)とい
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

5.0

ニュータイプ的な演出はギギの数シーンのみだしガンダムの活躍はラスト10分程度だし…、これがガンダムかと言われたらちょっと違うかもしれない。
だがこれでいい。
人間がしっかりと描かれていてドラマがちゃん
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記憶にございません!(2019年製作の映画)

4.0

国会の答弁や記者の取材に対するそらとぼけて適当で投げやりな言動を繰り返す態度と、記憶を失ってからの真摯で愚直な姿勢とのギャップが楽しい。

悪びれず逆ギレする中井貴一のキャラがめっちゃ好きなんだけど、
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

不眠症に悩まされる「僕」(エドワード・ノートン)が怪しい魅力を放つ謎の男タイラー(ブラッド・ピット)に出会いファイトクラブを企画。いつしか巨大なテロリスト組織に発展して、制御不能に暴走していく。

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ホワイト・ガール(2016年製作の映画)

3.0

大学生の女の子がクスリの売人と出会って転落していく、というまぁ普通によくあるストーリー。
転落といってもちょっとクスリに溺れて、経験人数が2〜3人増えるってだけでそんなに酷いことにはならない。

これ
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.5

レオナルドダヴィンチの最後の晩餐に隠されたキリストの秘密を追う。
物語は割となし崩し的に展開していく。謎解きのほとんどはトム・ハンクスのその場のヒラメキと、元来彼が得ていた知識で難なく解決していく。
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さらば青春の光(1979年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーといえば、1965年のロンドン。広告代理店でメッセンジャーをしているジミー(フィル・ダニエルズ)は、仕事そっちのけでモッズの仲間たちとドラッグやダンスに明け暮れる毎日。週末に仲間と訪れた海岸>>続きを読む

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