当たり作品が続いたので追ってしまいますアルベール•デュポンテル（まだパリ五輪中なので🇫🇷作品）
監督としての腕前は優れている上、まさかの『アルティメット』並みのアクションも出来ちゃうんだ？とかなり驚きました😮

フィルマのジャケ写はDVDパッケージですが、映画ポスターの方がもう少し雰囲気良いかな？
やはりタイトルとジャケ写って鑑賞選択に影響しますよね？

OPはベッドシーンから...なんのプレイ？って感じですが😅
いや勝手にですけど、カタカナのプレイとプレーってちょっと意味合い違うと思いませんか？
スポーツで使うのはプレーで、アダルト的なのがプレイ🤔ｽﾐﾏｾﾝ映画に関係ないです💦


銀行強盗の罪で服役中のフランクは数ヶ月後に出所予定。愛する妻とまだ幼い娘と穏やかに暮らすことを望んでいた。
そんな矢先、同房の真面目そうで人当たりの良いモレルは冤罪の主張が認められて先に出所が決まった。つい信用して妻に伝言を依頼したばかりにそこから全てが狂い出していく...


実はモレルは若い女性を狙う連続強姦犯だと知り、妻と娘の危機を察知して脱獄を図り、モレルの行方を全力で追うのだった。
フランクは半年の刑期延長の脱獄の罪も加わり、そこにモレルの悪巧みで彼の罪まで着せられることになる。
指名手配されたフランクを敏腕の若手女刑事クレールのチームが追いかける。


脱獄するまでも目を見張るクライムでハラハラ、それからは撃たれて血だらけでも走る、飛ぶ、落ちる、列車や車に飛び移る等アクションに体当たりするデュポンテルが凄い（走る姿がカッコよくないのでちょっと笑えてしまうけど）

フランス警察って結構荒くれててヤバ目の印象があるけれど、モデルのような美人刑事は男性部下を引っ提げててカッコイイです。

『96時間』ほど、娘溺愛パパって感じではないし、リーアム•ニーソンみたいな強さもないけど、張り詰めたスピード感の続く描写は見応えたっぷりでした。


※フランスの刑務所って、ホテルの一室のようなベッドのある特別室で面会出来るの？

あまり期待していなったのですが、前半の刑務所のシーンからラストまで目の離せない展開で、テンポも良く、これは面白い作品でした。

銀行強盗犯ではあるものの、滅茶苦茶タフなわけでもない、どちらかというと普通の中年男性が主人公というのも良かったですね。

ただ、この邦題は頂けませんね。もう少し付けようがあったと思うのですが…。

無名の監督と出演者達でも、優れた脚本と演出、それに応える演技の三拍子が揃うと佳作が生まれると思う。
この佳作の原題は「獲物」。
このタイトルが示す「獲物」が、立場を入れ替え、三つ巴の様相の中でスリリングにストーリーが展開していく。
銀行強盗で服役中のフランクは出所まで残すところ8ヶ月だというのに、妻子を救う為に脱獄し、ある人物の追跡を始める。
フランクが追う人物は連続婦女暴行殺人犯。
この殺人鬼は頭が良く、フランクの家族を人質にして彼を姦計に嵌めて、更なる地獄に陥れる。
それでも主人公は自分を地獄に落とした復讐の為、そして家族を取り戻す為に向かってくる車をかわしながらハイウェイを走り、ビルや橋から飛び降り、飛び交う弾丸を物ともせず、体一つで追っ手の包囲網を潜り抜けて殺人鬼を追う。
このフランクを追うのが、犯人を捕まえる為には平気で死地にも飛び込む勇敢で知的な女性刑事クレール。
殺人鬼を追うフランク、フランクを追うクレール、彼らが三つ巴となって、肉弾戦のアクションと息もつかせねスリリングなドラマを繰り広げていく。
この様な追跡物と云うと、1993年公開のハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズ共演の「逃亡者」が想起されるが、本作には如何にもフランス映画らしいエスプリが溢れている。
この三つ巴の追跡劇が如何なる終幕を迎えるのか？
最後まで手に汗握る展開でハラハラ、ドキドキします。