WOWOWで鑑賞。再レビュー。
近未来。月の裏側で採掘されるエネルギー「ヘリウム3」。それを行っているのはルナ産業。1人の作業員だけでまかなっていた。
サム・ロックウェルが主人公のサムを演じている。
採掘は機械まかせで、ヘリウム3が満タンになったタンクを回収している。
契約期間は3年間。
残り2週間となったところで、サムは幻影を見るようになる。
サムの相手をするのは、コンピュータのガーディ。小さなモニタがついていて、スマイルマークで感情を表す。しゃべり方は2001年宇宙の旅のHALを連想させる。
セットやプロダクトデザイン、文字フォントなども2001年を意識しているようでスタイリッシュで好み。
とうとう事故を起こしたサム。目覚めたあともなかなか仕事に復帰させてくれず、基地からも出ることを許されない。
一人しかいないはずなのに、もう一人の自分が外に居た!
サムはクローンだった。
地球と通信できないのも、自身がクローンであることに気づかせないためだった。
二人のサムは、地球に帰るために行動を起こす。
王道のSF映画なのに、古くさくなく観ることができる良作だと思う。
2018-086