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リーサル・ウェポン4のPikKaのレビュー・感想・評価

リーサル・ウェポン4(1998年製作の映画)
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リッグス(メル・ギブソン)とマータフ(ダニー・グローバー)の最強バディが帰ってきた!

L.A.市警の刑事、リッグスとマータフの活躍を描いて大ヒットしたリーサル・ウェポン。
シリーズ4作目(1998年)にあたる本作も過去作に負けず劣らずエンジン全開、ふたりのリミッターも全壊気味にド派手にブッ飛んでいて楽しい。

数々の事件を解決してきた名コンビの彼らでも一筋縄ではいかない最恐で最凶の敵=チャイニーズ・マフィアとの激しい死闘、リッグスとマータフそれぞれのプライベートに訪れた人生の転機、最大の敵にアジア屈指のアクションスターであるジェット・リーの起用など、エンターテイメント性とドラマ性に溢れた最高の完結編的存在。
(20年以上経った現在、5の制作情報が)

強敵クーは一見物静かで冷静沈着ながら、つかみどころがなく得体の知れない不気味さが漂いゾッとするほどの威圧感。
ジェット・リーならではの東洋の武術などを取り入れた動きは美しさやプライドがあり、唯一無二な存在感を、その技や背中で示しているかのような貫禄がある。

ゲッツの名…いや、迷探偵っぷりとマシンガントークも健在で、あのインパクトはジョー・ペシだからこそ。
リッグスたちに遊ばれたり泳がされたりして怒りながらも子犬のようにまとわりついてくる彼が可愛らしく面白く楽しい。
ストーリー上、超重要ではない時でも彼がいるのといないのとでは世界観が成立しないのではないかと思えるくらい欠かせない存在で、4でもそんな彼の姿を見られたのは嬉しい。

はちゃめちゃにカッコよくて面白くて楽しい中にも、1作目から積み重ねてきたからこその登場人物たちの関係性やそれぞれの人生の重みがあって泣かせる展開もあるし、エンドロールもスタッフたちとの絆などを感じられてしみじみした気持ちになる。

ハート柄パンツ1枚のマータフ最高!
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