ちょこばなな

最強のふたりのちょこばななのレビュー・感想・評価

最強のふたり(2011年製作の映画)
5.0
もう3回くらい観てしまったけど、リメイク版の後に改めて鑑賞からの感想。
最後の最後まできっちりと伏線を回収されていて、全く後味が悪くない映画って珍しい。

とにかくドリスがずっと面白くて観てる方まで楽しくなってしまう。
下ネタが汚くない笑
ピアノのBGMがとても素敵。

テンポも良く面白すぎて30分が10分に感じる。
個人的に、殆どの映画はあと何分で終わるか10分おきくらいにチェックしてしまうのだけど、こちらはいつの間にかエンディングで唖然とする。
8年前は酸素マスクは無かったのかな笑

リメイク版と比べ、お揃いのピアスとか、胃腸薬の話とか、写真の再送付とか粗雑さやジョークの中にも行動に優しさが感じられるからこそドリスがより魅力的に感じられるのかも。
オマール・シーさんのスラム街の経験もより作品への真実味を増しているのかな。

ドリスとの化学反応でフィリップが障害を持っていることを完全に忘れる瞬間すらある。
アドリブなのかアドリブじゃないのか分からないくらいフィリップの笑顔に違和感が無い。

障害は病気じゃない。
本当に理想的な関係とは対等で同情が無いこと。
相手の懐に入ると人生が上手くいく。