御影LIN

エクソシストの御影LINのネタバレレビュー・内容・結末

エクソシスト(1973年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

PG12
アマプラで公開残り少なかったため視聴。

悪魔が少女に取り憑くまでは冗長な雰囲気で流し見してしまっていました。
悪魔が本格的に顔を出し始めてからが見もの。

割と緊張しながら見ました。
これは普段よく見ているような、絶対強者である殺人鬼×確定で死が待つ弱者という構図の映画ではなかったからだと思います。

人によって、
・悪魔が取り憑いたらどうしよう
・悪魔に取り憑かれた少女の相手をする事になったらどうしよう
と視点が変わると思うんですが、私は後者でした。

そんな状況は正直怖いですね。
オジサンに取り憑いてるなら殺せば済む話ですが、罪ない少女に手をかけるのはちょっとね。

もっとホラーを楽しむ視点の話をするなら、おぞましい風貌に変わる少女、悪魔と下卑た会話をすること、悪魔が苦しむ際に緑色の液体を嘔吐する、首が回転するなど、見どころが満載です。
すごく楽しかった。

最後、男性牧師二人の死と引き換えに少女は生き残り、残された牧師が悲しむシーンで終わりますが、まとまりは良いものの製作者が何を言いたいのかはよくわからず少しモヤモヤしました。

後から考察等調べまして、やはり宗教が絡んでいて、実際に悪魔祓いを行う国もあるそうですね。
その文化を知らないで見ると怖さや哀愁が理解しきれぬ部分があるようです。
もう少し世界史の知識が欲しいところです。
御影LIN

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