最愛のタルコフスキーにまだ未見があるのは喜ぶべきこと…。三時間…(二部構成)。アンドレイ・ルブリョフは十五世紀のイコン画家でした。
悩みすぎ(宗教的に)
謎の裸祭りに迷い込んだりタタール人が攻めてきたりして画力最高です。タタール人の首領(かんらかんら笑う)までアジアンハンサムを連れてくるタルコフスキーは疑いなく美形好き、気が合いますね。だんだん鬱になる大公の弟もかわいい、おまえ何やったかわかってんのか。何度も何度も馬に乗った権力者が民を理不尽に踏み潰してゆく。これはラストシーンに繋がります(カラーで現代、川のほとり)。
アンドレイが「沈黙の行に入る」と宣言して「止めてー」となった後、クライマックスの「鐘」、これが凄い。マジで鋳造する。若い親方のボリスが過労死しかけてハラハラ。信仰と手仕事の偉大さは関係ないと悟ったかどうかは不明ですが、アンドレイが再生するシーンは感動します。長かった…。タルコフスキーは至高です! 思い返して冒頭の空撮が何だったのか、わからない…