ショウコ

MAY -メイ-のショウコのレビュー・感想・評価

MAY -メイ-(2002年製作の映画)
4.4
私は何度鼻水を噴き出しただろう。純粋さと切なさと笑いは紙一重。グロ控え目ですが大変良いものを見た💮
コンプレックスで友達の作り方が分からない。パーツ愛とか他者に好かれようとする不自然行動、照れや嫉妬やウキウキがキュートで悲しくて解り過ぎて胸が痛痛痛い!床をノタ打ち回って悶絶しました

「気になる彼」に自作映画を見せて貰うところ。その狂ったデキもさる事ながら、シーンとそれを眺める2人の表情の機微から先を予感→不安にさせる意地悪さとセンスね。ピュアな子にその内容はダメよ!ハラハラニヤニヤで私の方がおかしくなりそうだった

ロクな作品に出てないこの女優さん、まずビジュアルが大人か子供かよく分からない。愛らしいのに目と眉の動きであぶねーキモさを醸し出す。美しく浮き出るデコシワは如実に感情を訴えかけ、ただ今、何を考えてるのかがハッキリ伝わってくる。振り幅激しく色々な顔を見せる演技が素晴らしいです👏

オリジナルの服はどれも可愛くてカッコいい。舞い踊る布、前後するカットとBGMのお洒落感で変な気持ちになった。どんなのができるんだろ〜とワクワクし、完成品への神対応に戦慄し、笑い転げ、泣いた。

子供たちのあり得なさには若干醒めた(ひび割れどうした??)けど、気に入ったのでしばらくこのアートワークをスマホの壁紙にします♪
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