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たくましき男たちのstanleyk2001のレビュー・感想・評価

たくましき男たち(1955年製作の映画)
3.6
『たくましき男たち』(The Tall Men)1955

「少年なら誰でも憧れ全ての老人が羨む男だ」

山師ネイサン・スターク(ロバート・ライアン)がベン・アリソン元南軍大佐(クラーク・ゲーブル)を指して言う台詞。

スタークは自分を襲った強盗ベンにテキサスからコロラドまで牛の大群を運ぶ仕事(キャトル・ドライブ)を持ちかける。テキサスでは一頭数ドルの牛がコロラドなら数十ドルで売れる。

儲け話に乗ったベンと弟クリントがスタークとテキサスへ向かう道中、雪山で遭難していたネラ(ジェーン・ラッセル)と出会う。

スタークを先に行かせたベンはネラを騎兵隊へ送り届ける。その旅と道中で二人は恋に落ちるがふとした一言で仲違いをする。

ツンデレな二人にスタークも加わって恋の鞘当てをしながらベンとスタークとネラはキャトル・ドライブの旅に出る。

最後に待ち受けるのはアパッチ族。渓谷で待ち伏せるアパッチ族の大集団。ベンが下した決断は、、、。

恋とアクションと少しのお色気。途中で裏切る者などいない爽快な活劇。ラストの牛の大群の暴走の迫力が素晴らしい。

職人監督ラオール・ウォルシュに外れなし。メッセージ性?西部の闇?暴力の否定的側面?

それは他の奴に任せた。俺は面白い活劇ならなんでも作るぜ。

アイパッチのウォルシュはそう言ってるに違いない。
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