KUJIRA

ジャイアント・ピーチのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

ジャイアント・ピーチ(1996年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

大人が観るもんじゃ無い。
この一言に尽きる。

両親をサイが食べてしまった。
この冒頭のナレーションから、テンションが上がる事は無かった。

サイが人を襲う事はあっても、食べる事は無い。ふざけないで欲しい。教育に悪い。

序盤の実写シーンは、シンデレラ辺りの焼き直しでしか無い。オバサン2人と少年の演技は、下手くそなのかオーバーなのか。
終いには歌い出す。ミュージカルと知っていたなら観なかった。

巨大な桃の内部に入った途端、モーションキャプチャに突入。
96年に作られたとは思えない。細かい動きまで表現されている。
実写からモーションキャプチャ、最後に両方ミックス。
モーションキャプチャが、夢オチを予感させたが、そのままファンタジー設定を現実とミックスさせる。

一緒に冒険する仲間達が、身近にいる生き物達。ムカデ、キリギリス、クモ、てんとう虫、ミミズ、土ボタル。
土ボタルは灯りの役割を果たすが、登場シーンも少なく存在感が無い。
コメディ要素の大きいミミズも、出番の割に、実際に活躍するシーンは無い。
包容力のあるてんとう虫も、終盤で役に立つまでは特に何も無い。
糸で貢献するクモは、暗くて孤独であまり表に出て来ないタイプ。
知識人、紳士のキリギリスはメインキャラと言える登場回数。でも、特に何かしたと言う記憶が無い。
多分、登場シーンが1番多いムカデ。調子良い事ばかり言うが、かなりのトラブルメイカー。

エピソードや背景は、ほぼ語られないムシ達。何となく仲間っぽい感じはあるが、物語上必要かと言うと疑問。
1番のネックは、ビジュアルが気持ち悪い。
仮面ライダーっぽいキリギリス、オバハンテイストのてんとう虫は良しとしよう。
クモ不気味過ぎでしょ。唯一、少年に助けられたエピソードを持つのに、イマイチ差別化が図れていない。見慣れたらキモカワイイ印象になりそうではある。
ミミズと土ボタルは純粋に気持ち悪い。
メインのムカデが、1番不快と言う残念さ。

ムシが大きいのでは無く、子供が小さくなった。その様なセリフが序盤であった筈。ニューヨークに到着したら、子供がそのままでデカいムシ達。
デカくて話せるムシ達をすんなり受け入れるニューヨーク市民達。
流石、他民族都市。
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