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マイ・フェア・レディのmakoのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
3.8
午前十時の映画祭13で鑑賞。
◎76点

初鑑賞。
1964年/アメリカ/カラー/170分
〔ミュージカル〕
監督: ジョージ・キューカー

今年も午前十時の映画祭が上映されることになり嬉しいです♪
今年初のゴゼ10です😊

【あらすじ】
ロンドンの下町生まれのイライザ(オードリー・ヘップバーン)は、粗野で下品な花売り娘。言語学が専門のヒギンズ教授は、彼女をレディに仕立てられるか否かの賭けをする。礼儀作法から話し方まで徹底的に教育されたイライザは、遂に社交界デビューを果たす。


初鑑賞だったので、いろいろと驚きが💦
本作、ミュージカルだったんですね😅 知らなかった。
イライザは、粗野で下品な娘だがこれをオードリー・ヘップバーンが演じていて驚いた。後半レディになった時の変わり身が凄かった。
仕草・言葉使い・訛りなど、下町育ちの娘から上品なレディへと変貌していくが、そこに至るまでにはヒギンズ教授の厳しい教育があった。
で、このヒギンズ教授がクセ者で😅 今の時代ではアウトな人だった。男尊女卑を地でいくミソジニーで、イライザが可哀想になった。
女性や自分より下だと思う者は見下し(男女の別はない)、自分と同等か上は敬意を払う人でした。
終盤、イライザが完璧なレディになってヒギンズ教授といい感じになるのだが、どこが良かったのか分からない💦
それより、ピカリング大佐の方が紳士的でイライザに対しても普通に接していて好感が持てた。

ヒギンズ教授のようなミソジニーがこの当時では当たり前の事で、なんならアカデミー賞では作品賞や主演男優賞など8冠獲ってて、改めて時代の価値観の変化に驚いた。
イライザの父親はクズで娘の稼ぎを当てにするわ、ヒギンズ教授にタカりにいくわで引いてしまった。
ただし、この父親の歌唱シーンは面白かった♪

当時のファッションは素敵でした✨ ドレスは華美で豪華✨
帽子は大きくて個性的。大きな羽根が付いていた。帽子はちょっと大変そうだったけど、ドレスは着てみたいと思った😊

ヒギンズやイライザの父親が酷かったのでスコアはこれくらいですが、それ以外は面白かったです♪
『プリティ・ウーマン』、『舞妓はレディ』は本作が元ネタだったんですね。と言いつつ、『舞妓はレディ』は未見ですが😅

オードリー・ヘップバーンは一人二役のような感じで下町娘と素敵なレディを上手く演じていました。

170分と長尺でしたがあまり長さは感じませんでした😊



字幕翻訳: 金丸美南子
観客 3人
劇場鑑賞 #50
2023 #53
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