だい

いぬのだいのネタバレレビュー・内容・結末

いぬ(1963年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

安定のメルヴィル節!!
メルヴィルのノワールに外れは無いな。

取り違えた信頼と誤解が生む悲劇。

「この界隈にいたら野垂れ死ぬのが関の山だぜ」
って。
もうホントね、
それでしかないのよ。

一見かわいそうにも見えるけど、
結局は二人とも他人を騙して殺してるからな。
文句を言える立場じゃない。


メルヴィルの映画に常に漂う無情感。

無情だからこそ、
その中に何を見出だすか。
その空白と希望こそが、
メルヴィル節の心に響く要素なのだ。
だい

だい