クルードス

宇宙人ポールのクルードスのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
4.4
今回、未知との遭遇を初めて観た事もあり再観賞。

元ネタは分かる所も分からない所もあるが、そんな事は関係なく何度観てもやっぱり面白い!
でも今回は未知との遭遇ネタである宇宙船が降りてくるであろう場所を見て、
「だから見れば分かるって言っただろう」と言うポールに素直に頷く事が出来た(笑)

まず最初の二人がコミコンに行くところから本当に楽しそうで、見ているこっちまで自然と笑顔になる。

そして出てくる登場人物は皆押し出しが強くて面白いが、やっぱり主人公のポール。
ポールは宇宙人なのにものすごく俗っぽくて、でもみんなに優しく、人の機微にも気が付けるとてもいい奴。
ポールの内面を知るうちに、途中からカッコよく見えてくるのがとても不思議。

笑える場面はたくさんあるが、鳥の蘇生場面は本当に好き。でも笑えるだけじゃなくてちゃんと終盤への伏線にもなっているのがお見事。

そういえば、あの新人捜査官二人組。
最後はあんなになっちゃうのは、ちょっとしんみり。あのコンビも好きだったんだけどなあ。
→その後、また観たらラストのコミコンの場面で小さい方の捜査官が火傷をした顔で会場にいる姿を発見!
でももう一人は死んじゃったのかな…。

SF、コメディ、ロードムービー、カーチェイスアクション、恋愛、成長物語。

楽しさが満ち溢れている映画。